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千年の甍(いらか)-古代瓦を葺く-

#博覧会

千年の甍(いらか)-古代瓦を葺く-
平城宮第一次大極殿

建築的観点から古代瓦を読み解く企画展開催。

鯉のぼりの歌詞「甍(いらか)の波と雲の波〜」の甍とは瓦屋根のことです。瓦屋根が重なっている風景は、どこか懐かしい日本の原風景を思い浮かばせます。 今回の企画展では、瓦に注目し、瓦職人の「技」と「心」をご紹介します。 瓦は土を練って高温で焼き上げたもので、上手に作ればなんと千年も、屋根の葺き材として使うことができます。実際、元興寺極楽堂と禅室の屋根には、千四百年の風雪に耐えて今なお現役で建物を守り続けている、飛鳥時代の瓦があります。一体誰がどのようにしてつくり上げたのでしょうか。 本展ではそうした長寿命の古代瓦にスポットをあて、瓦のつくり方、葺き方について、建築という切り口から瓦を読み解いていきます。

千年の甍(いらか)-古代瓦を葺く-

会期

2017年8月21日(月)~10月6日(金)

会場

Gallery A⁴【ギャラリーエークワッド】(江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1階)

時間

10:00~18:00(最終日17:00まで)

休館日

日曜・祝日

入館料

無料

展示内容

1.古代瓦をつくる 古代瓦はごく最近までそのつくり方が途絶えていました。本展では長年職人の立場で「実際に葺くことができる古代瓦」を研究してきた山本清一氏が復元した古代瓦のつくり方を紹介します。瓦を製作する工程を、道具、瓦、映像を交えてわかりやすく解説します。 2.古代瓦を葺く 瓦の役割は雨を漏らさず、屋根を長持ちさせることです。そのために、瓦そのものはもちろんのこと、葺き方にもさまざまな工夫がされています。本展では、実物大の屋根模型、瓦職人が手でかいた瓦屋根の原寸図、現場で使う型板や道具、そして実際に葺いてみる体験コーナーを設け、映像とともに瓦が屋根にどのように葺かれているのかをご紹介します。 3.トピックス展示 普段屋根の上にあって、なかなかみることのない迫力ある̪姫路城天守閣の鯱(しゃちほこ)などの鴟尾(しび)や造形豊かな鬼瓦、軒瓦も目の高さでご覧いただけます。 4.映像コーナー 瓦に携わっている職人の技と心について、より深くご理解いただけるよう、会場にて各15~20分程度の映像を上映します。 ※展示内容は変更になる場合があります。
開催期間 2017年8月21日(月)~10月6日(金)
開催時間 10:00~18:00(最終日17:00まで)
開催場所 Gallery A⁴【ギャラリーエークワッド】
(江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1階)
アクセス 東京メトロ東西線「東陽町駅」3番出口徒歩3分
料金 入場無料
お問い合わせ先 ギャラリーエークワッド
電話:03-6660-6011
関連URL http://www.a-quad.jp/(Gallery A⁴公式ウェブサイト)
備考 【休館日】日曜、祝日
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