日の丸自動車興業株式会社 キャプテン・大場達明さん、ガイド・池上由実子さん

日の丸自動車興業株式会社 キャプテン・大場達明さん、ガイド・池上由実子さん

水しぶきに大興奮!スカイダックだからこそ味わえる魅力を伝えたい。

スカイダックはどのような特徴の乗り物なのでしょうか。

大場(キャプテン):2013年3月に運行を始めた、東京初の「水陸両用バス」です。全長約12m、高さ約4mで、乗務員含め34名が乗れます。江戸時代にあった梅屋敷を再現した新名所「亀戸梅屋敷」を発着所とする<亀戸コース>、それに東京スカイツリーを発着所とする<東京スカイツリーコース>の2コースで運行しています。
注)<亀戸コース>は運行を終了いたしました。H28.3.18現在
自動車と船の2つのエンジンを積んでいて、運転するには大型二種免許(陸上)と一級小型船舶操縦免許(水上)が必要です。観光バスの運転士の私も、新たに船の免許を取り、厳しい操舵訓練を経て、スカイダックのキャプテンになりました。それにしても、観光バスドライバーになって10年。まさか、船を操縦することになるとは思いませんでした。
池上(ガイド):私も、まさか船に乗ってガイドすることになるなんて(笑)。しかも、スカイダックには窓がない!その分、景色が鮮やかに見られて、花や潮の香りなどをダイレクトに感じられます。皆さんの期待度もすごく高くて、ガイドとしてもやりがいのある乗り物です。

乗り心地はどうですか?通常のバスとは随分ちがうものでしょうか?

池上:水上ではもちろん船ですから、ゆらゆら揺れながら気持ちのいいクルージングが味わえます。陸上でも楽しいですよ。 スカイダックは水に強い板バネ式のサスペンションのため、普通の観光バス(エアーサスペンション採用)よりシートが跳ねます。たとえるなら、電動マッサージチェア!楽しくて、気持ちいい、普通のバスでは体験できない乗り心地です。
それに、注目度が抜群ですから、道行く人たちとお互いに手を振って「こんにちは~」と挨拶をしたり。スカイダックは街とコミュニケーションを取りながら走る乗り物。そんなところも、すごく楽しいですね。
大場:スカイダックは、今までのバスとは全く違います。バスだと思わず、冒険だと思って乗っていただきたい。自分が冒険の主人公になって、愉快な乗り心地をめいっぱい楽しんでください!

スカイダックの運行では、どのようなことを心掛けていますか?

大場:やはり安全第一です。安全なくして快適はありませんから。ましてや水上。陸にはない危険もあります。風が吹けば波も高くなるし、潮の満ち引きでも船の運航は違ってきます。そして、スカイダックは車高がすごく高くて、お客様にとってとても見晴らしのいい乗り物なのですが、運転席からだと左斜め前に死角ができてしまいます。そこで、常に助手席にもう一人のキャプテンが同乗し、安全確認をサポートしています。普通のバス以上に慎重に運転しています。
池上:私は、この街に密着したスカイダックならではのガイドになれるよう心掛けています。そのために、休みの日には自分の足で江東区を歩いて、常に情報収集をしています。地元の人も驚く意外な情報をお伝えするととても喜ばれますし、この地域をより好きになったと言ってくださることもあります。

最大のおすすめポイントはどんなところですか?

池上:やっぱり、水の中にスプラッシュする瞬間ですね。私も最初の頃は目をつぶってしまったほどの衝撃。まさに遊園地のアトラクション感覚です。水に入る瞬間はお客様と一緒に「3・2・1・スカイダ~ック‼」の掛け声を上げます。皆さんと一体となって、水の中にダイブする興奮は、春夏秋冬、1年中いつ乗っても抜群に楽しいですよ。
大場:私も水に入る瞬間は、アクセル全開で皆さんに悲鳴を上げさせます(笑)。

江東区は地域住民と水辺がひとつになっている街。もっともっと盛り上げたい。

江東区の魅力について教えてください。

大場:水辺と共存する街であるところですね。水辺へ出ると、江戸情緒のある和船がいたり、ハゼ釣りを楽しむ人がいたり、この街ならではの光景に出会えます。水辺を大切にしているというか、地域住民と水辺がひとつになっている。他にはない魅力だと思います。それに、水辺は、やっぱり心が落ち着きます。そうそう。江東区の幼稚園や保育園の子どもたちをスカイダックに招待することがあるのですが、最初の機会に、子供たちが紙で作ったスカイダックを私にプレゼントしてくれて。金メダルをもらったみたいで、最高にうれしかったですね。
池上:スカイダックが水辺とともにある江東区に愛されている証拠ですね。

これからの抱負と、皆さんへのメッセージを聞かせてください。

池上:もっとアトラクションっぽくお客様に楽しんでいただけるように、キャプテンが忍者のコスチュームを着たり、江戸時代風にガイドも着物を着てご案内してみたりなど、新しい楽しみ方を提供していきたいですね。東京は新しく移り変わるものと、いつまでも変わらないものの、新旧両方の魅力があるのが素敵なところ。そんな東京の魅力をもっともっとツアーでご紹介していきたい。スカイダックで、ぜひ、東京の新しい魅力に出会ってください!
大場:将来的にはもう少し航路を延ばして、スカイダックで海へ出てみたいですね。もっと、いろいろなところをお客様にお見せしたい。私自身、旅が大好きなので、どういうふうにしたらお客様に楽しく過ごしていただけるか、いつも考えています。まだスタートして1年なので、どんどん良くしていきたいと思います。盛り上げていきます!
(取材日:2014年3月7日)

江東 この街あの人

日の丸自動車興業株式会社 キャプテン・大場達明さん

大場達明(おおば・たつあき)さん
タンクローリーのドライバーから「小学生の時からあこがれていたバスドライバー」に転身して10年。会社(日の丸自動車興業株式会社)では真っ先に船の免許を取得。安全第一で、かつお客様に楽しんでいただけるよう、腕と心意気で走るキャプテン。

江東 この街あの人

日の丸自動車興業株式会社 ガイド・池上由実子さん

池上由実子(いけがみ・ゆみこ)さん
高校の修学旅行で行った沖縄で、地元を愛するバスガイドさんの姿に感激したのが、この道に入ったきっかけ。バスガイド歴9年。大好きな東京の魅力を伝えたくて、今日もスカイダックやスカイバスに乗務中。