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水彩都市の橋を愉しむ

#水辺の風景

水彩都市の橋を愉しむ

河川や運河などの水路が縦横に走る江東区。なんと大小合わせて130以上もの橋が区内に架かっています。力強いフォルムの「永代橋」や、ライトアップが美しい「清洲橋」、恐竜橋の異名を持つ「東京ゲートブリッジ」などが有名ですが、その他にも個性的で魅力あふれる橋が江東区にはまだまだあります。あなただけのお気に入りの「橋」を探してみませんか。

観光テーマ・スポット一覧

1. 小名木川クローバー橋(おなぎがわくろーばーきょう)

小名木川クローバー橋

小名木川クローバー橋は、猿江・大島・北砂・扇橋の4地区を小名木川と横十間川の合流点で結ぶ、歩行者と自転車専用の橋です。橋の真ん中には四つ葉のクローバーが描かれています。
地域社会に快適な生活と、人と文化の交流を提供できるランドマークとして計画され、平成6年(1994)12月に完成。現在はドラマのロケ地としても利用されています。

2. 新大橋(しんおおはし)

新大橋

新大橋の名は、「大橋」と呼ばれた両国橋の下流に、元禄6年(1693)に新しく架けられた橋であることに由来します。現在の橋(昭和52年(1977)架橋)は、直線を生かした幾何学模様が今日的で大変美しく、清洲橋とともに「新東京百景」の一つに選定されています。

3. 清洲橋(きよすばし)

清洲橋

清洲橋の名は、深川区清住町と日本橋中洲町を結ぶことから付けられました。関東大震災後の復興事業で、ドイツのケルン市にあった大吊橋をモデルとして昭和3年(1928)に完成したもので、女性的な曲線で優雅なシルエットが印象的です。平成19年(2007)6月18日に、永代橋とともに国の重要文化財に指定されました。

4. 旧弾正橋(八幡橋)(きゅうだんじょうばし(はちまんばし))

旧弾正橋(八幡橋)

明治11年(1878)、東京府の依頼によって工部省赤羽製作所において製作された都内最古の鉄橋で、国の重要文化財です。当初は中央区に架けられましたが、関東大震災後に富岡八幡宮の東隣りに移され、八幡橋と改名されました。長さ15.2m、幅2mの小橋ですが、明治初期の橋の風格を持ち、菊の紋章が取り付けてあり、橋梁史の上からも貴重な橋です。

5. 漣橋(さざなみばし)

漣橋

漣橋は、JR京葉線潮見駅の近くに「辰巳の森海浜公園」をはじめとする湾岸エリアへのアクセス道路として、平成6年(1994)3月に完成しました。その外見はユニークな曲線で、とても美しいランドマークです。

6. 萬年橋(まんねんばし)

萬年橋

萬年橋は、小名木川の隅田川口に架けられており、江戸時代には、富士山がきれいに見える名所として知られ、北斎の「富嶽三十六景」や広重の「名所江戸百景」などに描かれました。現在の橋は昭和5年(1930)に架けられました。平成21年(2009)からはライトアップが開始され、新たなランドマークとして深川の夜を彩っています。

7. 永代橋(えいたいばし)

永代橋

永代橋はかつて赤穂浪士が渡った橋として、また、今日でも深川八幡祭りで神輿が列をなして渡る橋として有名です。
大正15年(1926)に震災復興事業の第1号として架橋された現在の橋は、重量感あふれるシンプルなアーチ型の橋梁です。
平成19年(2007)6月18日に、清洲橋とともに国の重要文化財に指定されました。

8. 夢の大橋(ゆめのおおはし)

夢の大橋

青海と有明を結ぶ「夢の大橋」は最大幅約60mの歩行者専用橋です。「祭のにぎわい」をコンセプトに造られ、個性的な形の照明は江戸火消しのまといや、庭園を照らす灯ろうをイメージしデザインされたものです。橋の中央には、有明側に「江戸名所」と「江戸の文化」を青海側には「東京名所」と「東京の文化」を描いたタイルが敷かれています。天気の良い日には、富士山を眺めることができます。

9. 東京ゲートブリッジ(とうきょうげーとぶりっじ)

東京ゲートブリッジ

平成24年(2012)2月に開通した江東区若洲と中央防波堤外側埋立地を結ぶ橋梁です。シルエットが向かい合う恐竜のようであることから別名「恐竜橋」とも呼ばれており、江東区の新名所として人気を集めています。日本の四季を表現した、美しい色彩のライトアップが鑑賞できます。

10. 辰巳桜橋(たつみさくらばし)

辰巳桜橋

辰巳桜橋は、辰巳運河を運行する船舶の安全や近くにある水門への配慮と、周辺の環境に調和する現代的なデザインという理由から「横浜ベイブリッジ」と同じように橋脚の少ない斜張橋形式を採用し、平成8年(1996)3月に完成しました。橋の中央の主塔の下で手を叩くと、エコーがかかったような反響音を聞くことができます。

11. 豊洲大橋(とよすおおはし)

豊洲大橋

V脚ラーメン構造を持つ、最大支間130m、橋長550mの橋梁。
橋脚の外側と内側を異なる色で照らすことで、構造の特徴を活かした個性的なライトアップを楽しむことができます。