モデルコース
亀戸七福神めぐり
亀戸七福神は、亀戸駅・亀戸水神駅周辺の3つの神社と3つの寺院にまつられています。
どの社寺からお参りしてもご利益に変わりはありませんが、常光寺、もしくは香取神社から順にめぐるのが効率的でおすすめです。それぞれの社寺での参拝の時間を含め、1時間30分程度でめぐることができます。
沿道には七福神がまつられている社寺のほかにも由緒ある社寺や史跡が多く、また、東京スカイツリーのビュースポットや、レトロな店構えの商店街など、移動中の見どころも満載です。
道順が不安、詳しい説明を聞きながらめぐりたいという方には、江東区文化観光ガイドのご利用をおすすめします。
特に多くの人が訪れる正月には、亀戸という地名にちなんだ絵あわせ『亀甲七福神あわせ』も楽しめます。色紙のお授けは元旦から1月7日までです(有料)。ご開帳は元旦から行われていますが、終了日は社寺により異なります(東覺寺は1月3日まで、常光寺は1月15日まで、その他の社寺は1月7日まで)。
【おすすめのルートと徒歩所要時間の目安】
亀戸水神駅(東武亀戸線)
(7分)↓↑
・常光寺【寿老人】
(7分)↓↑
・東覚寺 【弁財天】
(15分)↓↑
・天祖神社 【福禄寿】
(5分)↓↑
・龍眼寺 【布袋尊】
(10分)↓↑
・毘沙門堂(普門院内) 【毘沙門天】
(6分)↓↑
・香取神社 【恵比寿神】【大国神】
(15分)↓↑
亀戸駅(JR総武線・東武亀戸線)
http://koto-kanko.jp/guide/guideinfo/ (江東区文化観光ガイドご紹介ページ)
観光テーマ・スポット一覧
1. 龍眼寺(りゅうげんじ)
亀戸七福神のうちの一つ、清簾度量のご利益があるとされる布袋尊が境内の一角にあるお堂にまつられています。龍眼寺の創建は応永2年(1395)で、開山は良博大和尚です。その後、江戸初期に住職が諸国から集めた百種類もの萩を植えたことから、「萩寺」と呼ばれるようになり、江戸名所図会にも描かれるなど、江戸の名所となりました。境内には松尾芭蕉の句碑や落合直文の歌碑があります。
2. 天祖神社(てんそじんじゃ)
亀戸七福神のうちの一つ、人望福徳のご利益があるとされる福禄寿が境内の一角にあるお社にまつられています。天祖神社の創立年代は明らかではありませんが、推古天皇の時代に創建され、聖徳太子作のご神体がまつられていたといわれています。また、天正年間(1573~1592)に悪病が大流行したとき、織田信長がこの神社で流鏑馬の行事を行わせたところ、たちまち収まったと伝えられ、このことにちなむ祭事として、毎年9月16日に「流鏑馬(こども歩射)」が行われています。
3. 毘沙門堂(びしゃもんどう)
亀戸七福神のうちの一つ、勇気授福のご利益があるとされる毘沙門天がまつられているお堂です。
4. 香取神社(かとりじんじゃ)
香取神社は、天智天皇4年(665)中臣鎌足が東国下向の際に勧請したことが創立の起因と伝えられる、区内で最も古い歴史を持つ神社です。境内の一角に、亀戸七福神の恵比寿神(愛敬富財)と大国神(有富蓄財)がそれぞれ祀られています。
俵藤太秀郷が戦勝祈願をして戦いに臨み、平将門の乱を平らげた際には、神恩感謝の奉賽として「勝矢」と命名した弓矢を奉納しました。この古事により、毎年5月5日に「勝矢祭」が執り行われています。
古来より武運長久の神として、現在ではスポーツの振興の神として多くの人々に親しまれています。
5. 東覺寺(とうかくじ)
亀戸七福神のうちの一つ、芸道富有のご利益があるとされる弁財天が境内の一角にあるお堂にまつられています。東覺寺の創立は享禄4年(1531)で、開山は玄覚法印と伝えられる真言宗のお寺です。当時は、不動明王をご本尊に安置して、江戸時代には「亀戸不動」として有名でした。明治34年(1901)に深川本村町(現、猿江2)にあった覚王寺と合併し、大日如来をご本尊として今日に至っています。 東京にある弘法大師ゆかりの八十八ヶ所のお寺を巡る「御府内八十八ヶ所霊場」の73番目の札所です。
6. 常光寺(じょうこうじ)
亀戸七福神のうちの一つ、延命長寿のご利益があるとされる寿老人が境内の一角にあるお堂にまつられています。常光寺は曹洞宗の寺院で、本尊の阿弥陀如来は行基の作と伝えられています。「江戸六阿弥陀詣」の6番目の霊場です。六阿弥陀詣とは春と秋のお彼岸に行基作の6体の阿弥陀像を参詣することで、江戸時代の人々の行楽の一つでした。他の5か所は、西福寺、無量寺、与楽寺(以上北区)、恵明寺(足立区)、常楽寺(調布市)です。常光寺墓地北隅に置かれている六阿弥陀道道標(延宝7年在銘)は、江東区の有形民俗文化財です。