戦後美術を中心とする東京都現代美術館の収蔵作品約5800点の中から、会期ごとに様々なテーマや切口を設けて作品を展示し、現代美術の持つ魅力を発信する「MOT コレクション」展。

1階では、河野通勢の作品「竹林之七妍（ちくりんのしちけん）」から着想を得て、これまで紹介する機会の少なかった7人の女性作家に焦点を当てます。
作品名にある「妍」とは、一般に姿かたちの麗しさや優美さを意味しますが、本展示では、美というものに対してどのように取り組み、作品としてきたかというそれぞれの美術家の活動を意味するものとして考えます。
生誕100年を迎えた間所（芥川）紗織と高木敏子、漆原英子と小林ドンゲ、前本彰子は新収蔵作品を中心に展示。福島秀子と朝倉摂は、既収蔵作品をまとまったかたちでご紹介します。
また、コンセプチュアルな制作を通して創造行為を探求し続けてきた野村和弘の特集展示をあわせて行います。

3階では、「Eye to Eye—見ること」と題し、様々な視線の在り方に着目。
絵画に描かれた視線を入り口に、反射する素材を用いた彫刻、廃墟に錯視的なインスタレーションを作り出した写真、見えるものと見えないものとの間に遊戯性をもたらすインスタレーションなど、多岐にわたる作品で構成します。
さらに、絵画は「見るもの」ということを真摯に問い続けてきた画家、長谷川繁の特集展示を行います。

※3階は、前会期の展示を一部のみ展示替えして継続しています。
※開催内容は、都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。

2024年8月3日（土）～11月10日（日）

コレクション展示室

一般 500円／大学生・専門学校生 400円／高校生・65歳以上 250円／中学生以下 無料

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