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MOT Plus  ハン・ネフケンス財団との共同プロジェクト シャハナ・ラジャニ【東京都現代美術館】

#博覧会 #深川北エリア

MOT Plus  ハン・ネフケンス財団との共同プロジェクト シャハナ・ラジャニ【東京都現代美術館】
シャハナ・ラジャニ《回復のための四つの行為》より(制作:ハン・ネフケンス財団)
従来の展覧会の形式にとどまらない実験的なプロジェクトや、他の組織との共同事業を展開する新たな企画「MOT Plus」をスタートし、その一環として「MOT Plus ハン・ネフケンス財団との共同プロジェクト シャハナ・ラジャニ」展を開催します。

ハン・ネフケンス財団は、設立以来、バルセロナを拠点に世界各地の美術組織と連携し、映像を表現媒体とするアーティストの制作支援を行っています。2023年、東京都現代美術館とプラメヤ・アート・ファウンデーション(インド)、ノッティンガム・コンテンポラリー(英国)、イシャラ・アート・ファウンデーション(アラブ首長国連邦)、アントワープ現代美術館(ベルギー)およびPara Site(香港)と連携し、「南アジア・ビデオアート・プロダクション・アワード」を設立。このアワードは、受賞者となる若手アーティストに、新作の制作費と展示の機会を提供し、育成につなげることを目的としています。

このたび、南アジア地域(バングラデシュ、ブータン、インド、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカ、アフガニスタン)からノミネートされた候補者から、同賞の受賞者として、パキスタンを拠点に活動するシャハナ・ラジャニが選ばれました。ラジャニは、自国の開発や軍事施設の建設などによる環境破壊に晒された土地や人々を調査し、映像を中心に複数のメディアで記録し作品として発表することで、占拠や破壊に伴う消去の暴力に抗う芸術的実践を、人々との協働を通じて展開しています。

本展では、ラジャニによる新作映像インスタレーション《回復のための四つの行為》を展示します。本作は、インダス・デルタにおけるインフラ建設が引き起こした環境破壊により、カラチへの移住を余儀なくされた漁師の一家が、消えゆく故郷を絵に描き留める姿を追った映像をベースとしています。
3つのスクリーンで構成されるインスタレーションは、インダス・デルタの現在の状況と、そこに生きていた人々がつなぎとめようとする風景との隔たりと重なりに観る者を招き入れます。

MOT Plus  ハン・ネフケンス財団との共同プロジェクト シャハナ・ラジャニ

会期

2025年4月29日(火・祝)~6月29日(日)

会場

東京都現代美術館 企画展示室 B2F
開催期間 2025年4月29日(火・祝)~6月29日(日)
開催時間 10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
開催場所 東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)
アクセス 東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2出口(半蔵門線専用出口)徒歩9分
都営大江戸線「清澄白河駅」A3出口徒歩13分
主催者 東京都現代美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団 )
料金 無料
お問い合わせ先 東京都現代美術館
電話:03-5245-4111(代表)
関連URL https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/MOTPlus-HNF2025/(展覧会ウェブサイト)
備考 【休館日】月曜日(5月5日は開館)、5月7日
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