モデルコース
【おすすめまちあるき】深川芭蕉コース
芭蕉が住み、奥の細道紀行へ出立した地である「深川」。
芭蕉が生きた頃の「深川」に思いを馳せながら足跡をたどります。
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【スタート】1.深川東京モダン館
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2.採荼庵跡
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3.臨川寺
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4.横綱通り
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5.萬年橋
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6.芭蕉稲荷神社
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7.芭蕉庵史跡展望庭園
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8.隅田川テラス
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【ゴール】 9.芭蕉記念館 ※有料施設
【距 離】約2.0㎞(所要時間 約120分)
【最寄駅】都営新宿線・大江戸線「森下駅」
https://koto-kanko.jp/img_data/C0003_pdf.pdf?20161125170325 (コースマップ)
観光テーマ・スポット一覧
1. 【スタート】深川東京モダン館(ふかがわとうきょうもだんかん)
昭和7年(1932)に東京市営の食堂として建築された「旧東京市深川食堂」をリノベーションした建物です。震災復興建築物であり、なおかつ公設の食堂として現存している点などから、平成20年(2008)に国登録有形文化財として登録されました。現在は江東区の近現代史や食文化に関連した展示や事業を行っており、区の観光と文化の発信拠点となっています。
2. 採荼庵跡 (注:史跡)(さいとあんあと)
元禄2年(1689)に松尾芭蕉は、ここから『おくのほそ道』の旅へ出発しました。採荼庵は、芭蕉の門人である杉山杉風の別荘でした。正確な地点は明らかではありませんが、仙台堀川にかかる海辺橋に近い深川平野町内(深川1-8付近)にあったといわれています。これにちなんで、海辺橋の橋台地には濡縁に腰掛けた旅姿の芭蕉像が設置されています。
また、仙台堀川の海辺橋から清澄橋の間の護岸に設置された「芭蕉俳句の散歩道」には、奥の細道の行程順に代表的な句が書かれた高札が立てられています。
3. 臨川寺(りんせんじ)
承応2年(1653)鹿島根本寺(茨城県)の冷山和尚が小名木川の辺りに草庵を結んだことに始まり、その後瑞甕山臨川寺となりました。この地に移り住んだ芭蕉が仏頂禅師と親交を深め、たびたび参禅に訪れたといわれるため、芭蕉ゆかりの寺として有名です。堂内には芭蕉の木像が、また境内には芭蕉ゆかりの「墨直しの碑」や「由緒塚の碑」などがあります。
4. 横綱通り 錣山部屋(しころやまべや)
平成14年(2002)9月場所限りで現役を引退、以降は井筒部屋の部屋付き親方となっていた年寄・20代錣山(元関脇・寺尾)が、平成16年1月、2人の内弟子を連れて井筒部屋から分家独立し、錣山部屋を創設しました。
5. 横綱通り 大嶽部屋(おおたけべや)
昭和46年(1971)5月場所限りで引退した二所ノ関部屋の元横綱・大鵬が一代年寄・大鵬を襲名し、数名の内弟子を連れて二所ノ関部屋から分家独立。大鵬部屋(たいほうべや)を創設しました。
平成17年(2005)に大鵬が定年退職を迎えたため、師匠を16代大嶽に交代し、部屋名称も大鵬部屋から大嶽部屋に変更しました。その後、平成22年7月に大竜が大嶽を襲名し、部屋を継承。
6. 横綱通り 高田川部屋(たかだがわべや)
昭和49年(1974)3月場所に現役を引退して年寄・高田川を襲名した8代高田川(元大関・前の山)が、同年4月に内弟子8名を連れて自身が所属する高砂部屋から分家独立して高田川部屋を創設。その後、元関脇・安芸乃島(現在の高田川親方)が継承しました。
7. 萬年橋(まんねんばし)
萬年橋は、小名木川の隅田川口に架けられており、江戸時代には、富士山がきれいに見える名所として知られ、北斎の「富嶽三十六景」や広重の「名所江戸百景」などに描かれました。現在の橋は昭和5年(1930)に架けられました。平成21年(2009)からはライトアップが開始され、新たなランドマークとして深川の夜を彩っています。
8. 芭蕉稲荷神社(ばしょういなりじんじゃ)
芭蕉稲荷神社は、大正6年(1917)に地元の人たちの手でまつられたもので、境内には、芭蕉庵跡の碑や芭蕉の句碑があります。この辺りに芭蕉の住んだ芭蕉庵があったとされ、東京都の旧跡になっています。庵の土地は、芭蕉の門人である杉山杉風の所有地で、延宝8年(1680)に移り住んでから元禄7年(1694)10月に51歳で亡くなるまで、この地から全国の旅にでました。
9. 芭蕉庵史跡展望庭園(ばしょうあんしせきてんぼうていえん)
隅田川の遊歩道沿いに芭蕉記念館の分館である芭蕉庵史跡展望庭園があります。展望庭園は隅田川と小名木川に隣接し、四季折々の水辺の風景が楽しめます。 庭内には、17時に回転する芭蕉翁像や芭蕉庵のレリーフがあり、往時を偲ぶこともできます。また、22時までライトアップされていて、隅田川の遊歩道から見ることができます。
※庭園が開園している時間は9時15分~16時30分のため、像が回転しているところは間近でご覧頂くことができません。
10. 隅田川テラス(すみだがわてらす)
隅田川テラスは、隅田川の堤防を補強する護岸基礎を親水施設として開放された場所です。
隅田川の風景を眺めながら食事を楽しめるレストランがあり、テレビや映画のロケも行われる人気のスポットになっています。
また、「大川端芭蕉句選」として、9句の句碑プレートが点々と連なっています。すべて芭蕉庵で詠まれた句で、下流から年代順にならんでいます。
11. 【ゴール】芭蕉記念館(ばしょうきねんかん)
新大橋と清洲橋が望める隅田川のほとり、俳聖・松尾芭蕉が庵を結んだゆかりの地にこの記念館はあります。芭蕉は、この庵を拠点として、多くの名句や『おくのほそ道』などの紀行文を残しました。また、芭蕉記念館は、平成14年(2002)5月に日本旅のペンクラブが行う「21世紀・芭蕉のみち」認定地として、都内で唯一認定されました。記念館近くの歩道には「旧新大橋跡」の碑が建っています。元禄6年(1693)に最初に架けられた新大橋。ちょうどその頃近くの深川芭蕉庵に住んでいた芭蕉は、新大橋の工事中に「初雪や かけかかりたる 橋の上」の句を、また橋の完成を見て「ありがたや いただいて踏む 橋の霜」の句を詠みました。